履歴書の書き方

履歴書は、人事・採用担当者に「あなたのこと」を理解してもらう重要な審査書類です。担当者は履歴書の書面からあなたの人となりや入社への意思の強さ、応募要件を満たしているかなどを判断し、面接するかどうかを決めています。時間にゆとりを持って内容を考え、丁寧に作成しましょう。

人事・採用担当者は
履歴書から何を読み解く?

仕事を任せられる人か

省略せず、ミスなく、丁寧に作成されているかを見ています。誤字脱字や記入ミスは、仕事を安心して任せられないという印象につながります。

入社の意思は強いか

「(志望動機など)自社向けのアピールをしているか」「他社に提出した内容を使いまわしていないか」などを見ています。その会社のために準備していることが伝わらなければ、本気度も伝わりづらくなります。

要件を満たしているか

「これまでの経験や今後の希望が募集ポジションにマッチしているか」「職務上必要な資格やスキルを持っているか」などを見ています。

履歴書のフォーマットは?

履歴書は市販のフォーマットでOK。
自作フォーマットは避けたほうがベター。

企業側から特に指定がない場合は、市販の履歴書やWebでダウンロードできるフォーマットで構いません。書きやすく、自分をアピールしやすいものを選びましょう。自作のフォーマットは、「必要事項を省略しているのでは?」と心配されることもあるため、できるだけ避けたほうがベターです。

履歴書作成のポイント

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1記入日

事前送付なら提出日、面接時に持参なら面接日の日付けを書きます。面接日が変わった場合は、新しい日付けで作り直しましょう。古い履歴書の使いまわしは厳禁です。年月日は、西暦でも元号でも大丈夫ですが、書類全体でどちらか統一しましょう。

2氏名

姓と名が区別できるようスペースを空けて書きます。特に珍しい姓・名の方は意識して空けるようにしましょう。「ふりがな」は、履歴書のフォーマットに合わせます。「ふりがな」なら平仮名、「フリガナ」ならカタカナで書きましょう。

3写真

写真によって相手が受ける印象は大きく変わります。好印象を与えられるよう、明るくさわやかで清潔感のある写真を選んでください。履歴書に貼る際は、万が一はがれたときのために、写真の裏に氏名を書いておきましょう。

ワンポイントアドバイス

服装はスーツが基本です。表情は顎を軽く引き、口角を自然に上げると良いでしょう。極端な笑顔、歯を見せるのはNGです。また、目にかかる前髪は暗い印象になるため髪型への配慮も必要です。できれば写真店でプロに撮影してもらいましょう。

4生年月日

「満○歳」には、「記入日」に書いた年月日時点の年齢を書きましょう。

5住所

都道府県から番地、マンション名・アパート名称なども省略せずに書きます。番地などは「1-1」ではなく「1丁目1番地」のように、正確に書きましょう。

6電話・FAX・E-mail

数字は読みやすく書きましょう。固定電話やFAXがない場合は「なし」とし、携帯電話の番号だけで問題ありません。
メールアドレスは、パソコン用のアドレスを書きます。携帯用のアドレスを書くと「パソコンがない→パソコンのスキルがない」と判断される可能性もあります。パソコン用のメールアドレスを持っていない方は、転職活動用に作成しましょう。また、転職活動中の方は今の勤務先のメールアドレスを使うのは絶対にやめましょう。

ワンポイントアドバイス

Web業界ではG Suite(Google Apps)を利用している企業が多いことから、KROWLでは新たにメールアドレスを作成する場合はGmailをおすすめしています。GmailではGoogleアカウント名が差出人として表示されるケースもあるので、差出人に自分の名前が表示されるよう事前に設定しておきましょう。
メールアドレスの文字列は、芸能人やアニメキャラクターなどの名前を含むもの、英語の綴りが間違っているものなど、採用担当者がネガティブな印象を抱きかねないものは避けた方が無難です。差出人が誰なのかわかりやすい、社会人らしいメールアドレスにしましょう(例:taro-tanaka@example.com)。

7学歴・職歴・賞罰

「学歴」「職歴」「賞罰」は項目を分けて書き、最後に右寄せで「以上」と書くのが基本です。
学校名や会社名は、正式名称で書きます。「高等学校」を「高校」、「株式会社」を「(株)」とするのはNGです。入学・卒業の学校名や入社・退社の会社名も「同上」「〃」と略さず正式名称で書きましょう。

「学歴」には義務教育(小学校・中学校)は書かず、高等学校、専門学校から書くのが一般的です。学部や学科などは、学校名に続けて書きましょう。業務に直結する専攻・研究テーマは、追記しておくとアピールになります。なお、やむを得ない事情で退学した場合は、理由を書いておくと良いでしょう。

「職歴」は、在職期間によらず、すべて書くのが原則です。企業の合併、分社化、社名変更、出向(帰任)、転籍、異動など、できるだけ細かく書きましょう。職業訓練校やワーキングホリデー、アルバイトも職歴として書いて問題ありません。職歴に空白期間があるよりも、あなたをアピールする材料になります。ただし、日雇いや短期のアルバイトまで書く必要はありません。
転職活動中で退社日が決まっている場合は、「退職予定」も書きます。
職歴が多く、履歴書の欄に収まらない場合は、「職務経歴につきましては、別紙に記載しております」とし、職務経歴書で詳しく書きましょう。

「賞罰」は、国や都道府県などから表彰された経験、懲役や禁錮などの刑事罰を書きます。刑事罰は書かないと経歴詐称になります。

ワンポイントアドバイス

「短期間だと印象が悪いかも…」と短期間の職歴を書かない方がいますが、これは逆効果。期間が短くても経験が活かせることもありますので、必ず記載するようにしましょう。また、実際に勤務していない会社名を書くのはもってのほかです。経歴詐称を問われ、発覚すれば懲戒解雇の対象になることもあります。隠し事する人、嘘をつく人と労働契約を結びたい会社はありません。大切なのは、正直に書くことです。

8免許・資格

原則として応募する会社や業務内容に関係のあるものを書きます。資格や検定、免許の中には取得時と現在とで、名称が変わっているものがあります。取得時の名称で正しく書きましょう。「英検○級」のように略して書くのはNGです。なお、書く内容がない項目は「特になし」と書きましょう。

ワンポイントアドバイス

取得・習得したもの書く欄ですが、業務に直結するものであれば「○○の取得に向けて勉強中」と、勉強中であることを書いても問題ありません。向上心を評価してくれる担当者もいます。
「Googleデジタルワークショップ」など、正式な資格ではないものは、職務経歴書の自己PR欄などでアピールすると良いでしょう。

9志望動機

「なぜ、その会社なのか」熱意をしっかり伝えましょう。「転職できればどこでもいい」「待遇が良ければ何でもいい」と判断される内容や、「御社の理念に魅かれて」など他社でも通用する汎用的な内容は避けましょう。応募企業の特長(業績、社風、事業内容、サービスなど)を調べ、理解した上で「自分の経験を生かして、どんな仕事をしたいのか」をアピールしてください。

ワンポイントアドバイス

志望動機に「社員教育が充実しているから」「成長できる環境だと思うから」などを挙げる方がいます。会社選びで大切なことですが、志望動機として適切とは言えません。それは、会社は社員が活躍できるように教育研修制度を整備しているからです。自分が成長できるかどうかではなく、どう業績に貢献できるかを伝えましょう。

10自己PR

「応募企業に貢献できる理由」を示すつもりで、長所をアピールしましょう。「過去にこんなことをやってきた」「こんなことが得意だ」「だから会社に貢献できる」という文脈にすると書きやすいです。根拠となる出来事やデータなどがあると説得力が増します。

11趣味・特技

面接時に会話が膨らめば、あなたの人となりを伝える好材料になることも。空欄にせず、最低1つは書きましょう。趣味をたくさん書きすぎると「遊んでばかりの人なのか」と思われる可能性もあるので、2つ程度に絞ってください。また、社会的なイメージが良くない趣味(公序良俗に反するもの、ギャンブルなど)や、無気力な印象につながりやすい趣味(無趣味、睡眠など)は、書くのを避けたほうが良いでしょう。

ワンポイントアドバイス

趣味や特技は、「旅行/これまで60ヶ国を訪問しました」「ジョギング/ハーフマラソンにチャレンジしたことがあります」など、単語だけでなく実績やエピソードを添えましょう。相手もイメージしやすいため、面接で話題になりやすいです。

12通勤時間

自宅から会社まで、徒歩や自転車、公共交通機関などを含む、片道の移動時間を書きます。端数は四捨五入して、5分刻みで書くのが一般的です。
会社から遠くに住んでいて、内定後に転居を考えている場合は「内定後、転居予定」など明記しておくと、通勤時間で懸念をもたれる可能性がなくなります。

13扶養家族・配偶者

扶養家族、配偶者の有無は手当やその他の待遇に影響することもあります。「記入日」時点の状況をきちんと伝えましょう。
結婚や出産などで、近く状況が変わることが事前に分かっている場合は、追記しておくと親切です。

14本人希望記入欄

特別なこだわりがない場合は「貴社の規定に従います」と書くのが一般的です。見合わない高給希望を書いても、書類審査で有利に働くことはありません。
育児中など勤務時間に制限がある場合は、希望の時間とともに必ず理由を書きましょう。理由が明確でないと「働く意欲が低いのか」と判断されてしまう可能性があります。

履歴書を書き終えたら、記入ミスがないか必ず見直しをしましょう。

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